最近家の近所で「ほっともっと」(中国語名:好麦道)を発見した。
中国に進出しているの知らなかった・・・
もの凄く嬉しい・・・

ホームページを見ると、現在北京に6店舗ある模様。
店内はこんな感じ

中国での生活も便利になったもんだ・・・
思えば最初上海で1人で住んだ時(上海大学の留学生寮)、周囲に日本料理店も無く、中国語もままならない中、食事に行く事がプレッシャーであった。
店の前にはこんな車が・・・のり弁でも食いに来たのかなw

今回はのり弁、焼肉弁当、チリサーモン弁当を注文。

5元(約80円)で出前してくれるのも素晴らしい。
家でのり弁食べていると、全く海外にいる気がしませんw
中国でも外食チェーン店が外資・内資問わず急速に普及してきている。
中国人も若者を中心に、小汚い(失礼)ローカル店で食べるより、安心でしょう。
私は結構所謂シャビーな店も嫌いではないのだが、中国人でもホワイトカラー層は不潔・不衛生という事で、シャビーな店を避ける人も多い。
寧ろ外国人の方が面白がって、シャビーな店に入ったりするものである。
マックやケンタッキーは当然普及しているのだが、今後外食産業も多様化していく事が考えられ、日本の外食産業にとっても大きなビジネスチャンスになると思います。
さて、ほっともっとの味は日本の持ち帰り弁当店と基本的に同様でした。
味を現地化するかは戦略でしょう。
あまり現地化するとローカル外食産業との差別化は出来ず、これも一つの戦略でしょう。
ホームページやチラシにも「日本の味をお届けします」となっています。

但し、日系企業でもうまくローカライズしている例として、セブン-イレブンは温かい豆乳を出したり、お弁当も日本の様なパックされたお弁当も訴求しつつ、調理済みの温かいお弁当も提供し、支持を受けています。
(中国人は冷たい物を食べる事に抵抗があります)
一部のメニューをローカライズする事で、更なる需要を掘り起こせる可能性もあります。
私個人としては日本の味そのままの方が、もちろん嬉しいのですが!
でも中国にいる日本人マーケットは高々しれていますし・・・(上海除く)
あとは価格戦略でしょうか?
のり弁当25元(約400円)という事で、こちらの庶民感覚だとちょっと高めと言った印象でしょうか。
日本のホームページを見ると同等の「特のりタル弁当」が420円なので、ほぼ日本と同等の価格設定になっています。
価格戦略の例として、中国のサイゼリヤはパスタを最低9元(約140円)からと思い切った低価格で支持されています。
パスタ9元というのは、こちらの庶民感覚で言っても、かなり安い価格です。
清潔なチェーン店で、しかもイタリア料理という事を考えると、破格の値段と言えます。
最初進出した頃はそこそこの高価格であまり客も入っていない様子で、その後確か2回値下げをしています。
今では食事時は行列が出来る人気店になっています。
採算との兼ね合いはありますが、中国人の琴線に触れる価格ラインで客数を増やす戦略はあるかと思います。
北京にほっともっとがあるなんてビックリと思った方はコチラをポチリとお願いします。