ASEAN各国の経済成長と中国経済比較

アジアへの投資先としてASEANは有望な投資先だと思います。

また、中国の経済成長率の鈍化も報道されていて「これからはASEAN」「今更中国?」といった風潮にもなってきていると思います。

この風潮も間違いでは無いと思いますが、投資をする物やスキームにより、最適地は異なると思います。

まずはマクロでの状況を確認する為、ASEANの主要各国のデータを簡単にまとめてみました。


出展:IMF - World Economic Outlook Databases (2013年10月版)>

BtoCの市場として考えた場合、一般に一人当たりのGDPが1万ドル前後から加速度的に消費が増えると言われています。

この視点から言うと、マレーシア、中国、タイといった国がBtoC投資先として有望なのが分かります。
(バンコク、上海、北京等の都市では既に1万ドルを超えています)

中長期的な投資としては、2億以上の人口を擁するインドネシアも有望です。

労働集約型産業の生産基地としては、ベトナム、フィリピン、あるいはこの表には入れていませんが、ミャンマー等も検討の範囲に入るかと思います。
(勿論人件費だけでなく、物流・電力等々のインフラも考慮する必要があると思います)

2000年以降の中国の経済成長率の推移は下記の様になっています。


※2013年成長率は第三四半期まで

2001年のWTO加盟以降右肩上がりであった経済成長が、2008年リーマン・ショックより成長率は鈍化しています。

中国については、下記は言えるのでは無いでしょうか?

1.人口13億を超えるGDP世界第2位の国がまだ7%以上成長している。

2.上海、北京等は一人当たりGDPも1万ドルを超えており、これから中国の他の都市も時間差で1万ドルに近づいていき、長期的な消費が見込める。

3.人件費は上昇しているが、各国の長年の投資により、品質・インフラは高まっている。

もちろん投資にはマクロデータだけでなく、ミクロでの分析や比較が必要です。

中国には反日等のネガティブな要素もありますが、まだまだ消費地として魅力は多いのです。

アジアへの投資には、商品・サービス・調達内容に応じたマクロ・ミクロでの分析が必要です。

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