中国で生活をしていると、社会の変化のスピードが大変速いのを感じます。
中国人の消費行動や、中国の物価も大変なスピードで変化しています。
この2月春節(旧正月)に日本へ行った中国人の爆買いが報道されていますが、さもありなんと思います。
日本から帰国する中国人の足元には日本製炊飯器が
中国人の日本での爆買いには幾つか理由がありますが、私が思う一番の理由は単純に日本で買う方が安いものが多いのです。
例えば、以前のエントリーで書いた紙おむつでも圧倒的に日本の方が安いのが現状です。
紙おむつで言うと日本製は当たり前ですが、中国製のものも日本で購入する方が安いのです。
中国の経済成長、インフレ、円安等が重なり、特に高級品になればなるほど日本の方が価格が安くなってきているのです。
その他の理由は、中国人は日本と比較にならない位の贈答品文化があります。
回りの親戚や同僚、取引先等多くの人に贈り物をします。
この贈り物も、日本の様に菓子折りでもなんでも気持ちの問題で送れば良いと言うものでは無く、見栄えが良く、外国製で、渡す相手の地位等に応じたそれなりの物を吟味して贈り物を選定するのです。
また、富裕層だけではなく中間所得者層の厚みがましています。
日本へのビザ条件も緩和されている中、こうした中間所得者層もどんどん海外旅行へ出かけるようになって来ています。
また、中国国内の旅行先として人気のある海南島より安い日本旅行ツアーも有ります。
現在反日の雰囲気もあまり高くなく(反日デモの後は、やはり日本旅行をなんとなく自粛していました)こうした諸条件が重なり今回の爆買いにつながっています。
どんどん訪日中国人に日本でお金を落として欲しいですね。
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