先日21日に中国人民銀行が利下げを発表し、22日より実施されました。
日本でも報道されていますが、中国でも当然大きく報道されています。
22日新京報 1面
経済面
記事によると、現地でもサプライズの発表と受けとめられています。
中央財経大学金融学院郭教授が大規模な経済刺激ではなく、経済成長率鈍化に対する調整だとコメントしています。
今年第三四半期の中国のGDP成長率は前年比7.3%増で、目標の7.5%を下回っている状況です。
大幅な刺激では無いものの、成長率の停滞に手を手を打つというメッセージ効果は大きいと思います。
知り合いの中国人不動産関係者も、融資金利が下がることにより投資効果はあるだろうとの事でした。
しかし利下げをしたと言っても、1年預金金利が0.25%の下げで2.75%。
先進諸国に比べれば、まだまだ中国経済にはマクロで打てる施策余地が大きいです。
これは私の見解ではなく、在中日本大使館の経済担当の方に個人的な見解としてお聞きしました。
先日の日本の金融緩和もそうですが、各国共自国経済の為に自国通貨安へ向けた政策を取っています。
日本では中国バブル崩壊論をよく目にしますが、現地では例えば不動産価格や株式市場の調整はあったとしても、全面的な崩壊を予想している中国人アナリストは殆どいない状況です。
利下げで元安に振れるのか暫く為替動向を見てみたいと思います。
いずれにせよ為替が急激に変動するのでは、ビジネスの予想もたてずらいですね。
円安の今、中国での販売はチャンスが大きいです。
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