祝!東京オリンピック開催決定に対する中国人の反応

2020年東京オリンピック開催決定を受け、身近な中国人より声を掛けられた。

その内容は

「おめでとう!これで日本の経済も上向くね。ところで東京の投資用マンションの市況はどう?円の為替レートは上がるかな?是非意見を聞かせて!」

市況や為替レートの見込みが正確にだせる能力があれば、あくせく働いて無いのにな〜と思いつつ・・・

「市況は良く分からないが、景気への刺激は勿論あるだろう。ただ日本は経済的に既に成熟しているので、北京オリンピック前後の中国とはステージが違うので、あの時程の経済効果は無いんじゃ無いかな〜。そんな単純でも無い気がするが・・・」

などと無難に返答すると

「まあそれでもマンション価格は上昇するんじゃないの?いい情報あっったら教えてね!」と

現在の中国人の投資マインドは旺盛である。一つには北京オリンピック以降も激しく上昇したマンション価格の上昇スピードも一服し、現在(所謂シャドーバンキング問題でも話題の)理財商品等に投資が行っているが、次の投資先を積極的に探しているのだろう。

北京のマンション価格はオリンピック後も激しく上昇し、2008年から2011年頃迄に数倍になった。
(そういえば北京オリンピック前、日本で中国バブルは北京オリンピック後崩壊といった内容の書籍を良く見かけたが、そういった本を書く方は、その後予想が間違っていた事にコメントするのであろうか?まあ、2008年以降の中国景気については、リーマンショック後に中国政府が行った4兆元の財政支出の影響が大きいのだが・・・)

この中国人の投資意欲を日本は積極的に呼び込むべきでは無いだろうか?

政治的に微妙な場所は別として、行き場を失った中国投資マネーを日本に呼び込む事は、日本経済に当然プラスの効果があるだろう。

(日本のマスコミで中国人が日本の水源を買っているという報道を見るが、本当だろうか?また何が問題だろうか?テロを恐れているなら分かる。私は以前北京でのミネラルウォーター製造・販売に関わっており、実際問題中国企業が日本の水源を買い、水源が枯渇あるいは問題出るくらい水を取りミネラルウォーターを製造し、中国に輸出するというビジネスモデルは成り立たないと断言できる。中国のミネラルウォーターは日本の様に飲料と同じ価格ではなく非常に安い(1元=16円程度)。)

日本には中国からの投資に対するアレルギーが強いが、中国マネーも国境を超え、グローバルマーケットへ進んでいるのである。

中国からの投資を色眼鏡で見るのではなく、したたかに日本へ呼び込むべきでは無いでしょうか?

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